
「どけん祭り」が9月21日、与野公園(さいたま市中央区本町西1)北園で開催される。主催は埼玉土建一般労働組合さいたま南支部(南区鹿手袋6)。
上棟式で宙に舞うたくさんの菓子。今年はさらに多く用意する(2024年)
「地域の人に地元の職人や建設業について知ってほしい」と、昨年9月に7年ぶりに復活した同祭。昨年は多くの近隣住民や家族連れが訪れ、模擬店の前には長い行列ができるなど大きなにぎわいを見せた。「昨年はびっくりするほど多くの方に来場してもらい、好評の声を頂いた」と、北田登貴美支部長は振り返る。
今年も昨年同様、各分会による模擬店の出店や体験型イベント、上棟式の菓子まきを行う。模擬店は昨年、昼過ぎに売り切れてしまったことを踏まえ、量を増やして準備するという。焼きトウモロコシ、焼きそば、フランクフルト、ポップコーンのほか、子どもたちが自分で作れる綿あめも販売する。
体験企画では、職人から教わりながら丸太を切って作る「丸太コースター」、鉋(かんな)で削る「マイ箸」作り、畳職人による「畳コースター」作りなど、建築やものづくりの技術に直接触れられる内容をそろえるという。小学生までが利用できる「ふあふあドーム」も設置し、子ども連れでも楽しめる。バザーやキャンディーレイ作りなど各分会が趣向を凝らし、幅広い世代に向けて準備を進めている。
昨年人気を集めた「高所作業車乗車体験」は、大人300円、高校生以下無料で今年も実施する。フルハーネスを着けて、地上12メートルから普段は見ることのできない景色を眺められる。
メインイベントの上棟式の菓子まきは11時30分~と13時30分~の2回行う。北田支部長は「昔は近所でもやっていたが、最近では見かけることは少なくなった。こういう伝統もあるのだと知ってほしい。昨年はすぐに配る菓子がなくなってしまったが、今年は十分な量を準備している」と話し、「地元の職人たちがつくる勢いのある祭りなので、ぜひ気軽に立ち寄って楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~14時30分。入場無料。小雨決行。