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県立浦和高で小学生の保護者向け公立中高の説明会

浦高で毎年小学生保護者向けに行われている、学校説明会が行われた。

浦高で毎年小学生保護者向けに行われている、学校説明会が行われた。

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 埼玉県立浦和高校(さいたま市浦和区領家5)が2月6日、小学生の保護者を対象に説明会を開いた。

浦和高校の杉山校長

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 小学生の保護者を対象とした説明会は現在、年に1度実施。今回で4回目となる。当日は約140人の小学生の子どもを持つ保護者が参加した。

 同校は今年で120周年、埼玉県内でも随一の伝統を誇る男子校。進学実績だけではなく、「尚文昌武」(文を尚(たっと)び、武を昌(さか)んにする)を掲げ、「知・徳・体」のバランスのとれた人材育成を目指している。宇宙飛行士の若田光一さんなど同校の出身者には多くの著名人が名を連ねる。

 説明会では最初に近未来の大学入試制度について説明。現在の大学入試では推薦・AO入試もありつつも、ペーパー方式のテストが多いが、いずれは小論文やプレゼンテーション等、主体性や多様性までも評価に入れる方向で検討されているという。またその後の進路として重要な判断基準となる中高一貫、公立中学・高校の話では、「選択においてさまざまな視点から考えることが重要」と指摘。「授業から部活まで多角的に見て、どちらにするかをきちんと子供自身の声も聞いて考えてほしい」と杉山剛士校長。

 同校では進路指導・授業や部活・行事を分離させないよう工夫しているといい、それを独自の教育方法と位置付けている。「浦高というと勉強だけではなく遠泳・強歩大会などの大きな運動行事が非常にたくさんある。これも浦高の教育の特徴」と杉山校長。

 最後に木崎中学校の青柳敬二教諭が公立中学校の行う取り組みについて写真を交えながら説明、熱心な保護者からの数多くの質問に応えた。青柳教諭は「子どもを公立で学ばせることに不安のある小保護者の皆さんに公立中学の良さをPRしたいと説明会を開いている。大変関心を持っていただけたことはうれしい。これからもさいたま市と連携しながら、公立中学・高校の良さを伝えていきたい」と意欲を見せた。

 杉山校長は「4回目となる今回。保護者の皆さんの教育に熱心な姿勢がうかがえた。これからも小学生向けのスポーツ教室や浦高生が小学生と関わる機会を設けていきたい」と締めくくった。

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