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「渋沢栄一壱万葱クッキー」 浦和の多機能型事業所が商品化

渋沢栄一壱万葱クッキーを制作・販売する松本彩花さん、山本さん、小黒直樹さん

渋沢栄一壱万葱クッキーを制作・販売する松本彩花さん、山本さん、小黒直樹さん

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 福祉ネットワークさくら(さいたま市浦和区上木崎6)が新1万円札の発行に合わせて、同札を模したプリントクッキー「渋沢栄一壱万葱(ねぎ)クッキー」を販売している。

新紙幣を模した「渋沢栄一壱万葱クッキー」(270円)

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 新紙幣には、埼玉県深谷市出身の実業家である渋沢栄一の肖像画があしらわれている。福祉ネットワークさくらの多機能型事業所「アトリエ・モモ」は、働くスタッフのアイデアを元に、深谷市が提供している新紙幣を模した渋沢栄一のデザインをプリントしたクッキーを商品化した。

 同施設は、ムーミンバレーパーク(飯能市)へプリントクッキーを納品していたが、コロナ禍の影響で販売がストップ。納品予定だったクッキーが事業所に残ってしまったほか、売り上げが落ちてしまった。新紙幣のアイデアは、新紙幣のニュースをきっかけに同事業所のスタッフが考案し開発を始めた。

 販売を担当する小黒直樹さんは「事業所や各区役所のピアショップなどで販売を始めたところ、完売するほどの人気商品になっている」と話す。同事業所スタッフの山崎咲千子さんは「新紙幣の発行開始日から新紙幣を模したクッキーを販売できたのは偶然のこと。当日に間に合って良かった」と話す。クッキーの開発を進めていたところ、ちょうど3日に商品が完成したため、当日朝に価格の設定やPOP制作などを行い、販売にこぎ着けたという。

 価格は270円。「パティスリーアプラノス」(南区沼影)の朝田晋平パティシエが監修したクッキーを使っている。アトリエ・モモや各区役所のピアショップで扱う。

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