ウサギ愛好家が集まるイベント「調(つき)うさぎ縁日」が10月7日~9日、ギャラリー彩光舎(さいたま市浦和区岸町6)で開催された。
ハロウィーンをテーマにした「うさぎフィギュア作家moai」の作品
ウサギ専門のペット撮影サービスを提供する「ハロフォト」が主催。運営の芹澤秀子さんは「ウサギを飼う多くの方が聖地巡礼として、ウサギと縁のある浦和の調神社を訪れる。その際、一緒に立ち寄れる場所があればと思い、神社向かいのギャラリーを借りてこのイベントを始めた」と話す。2017(平成29)年から定期的に行い、今回で12回目。開催の度に300人ほどが来場するという。カメラマンで夫の秀男さんは「普段は静かな場所なので、会期中は近所の方が物珍しそうにのぞきに来ることも多い」という。
イベントには、ウサギ用野菜を提供する「さんま農園」、オーダーメードで好きな色にカラーリングできるウサギフィギュアの販売や遊べるジオラマの展示を行う「ウサギフィギュア作家moai」、ウサギ雑貨を手がける作家の作品を全国から集めたセレクトショップ「ブティック ラパン」が出店。季節柄、ハロウィーンやクリスマスをテーマにした商品が多く並んだ。壁面にはハロフォトで撮影した中から「ハロフォト・アンバサダー」に選ばれた作品を展示し、会場を彩った。
初日は事前予約の整理券を持った客が優先的に入場し、開始直後は目当てのものを購入しようと商品を熱心に吟味する人々の姿が見られた。2日目からはウサギを連れての入場と専用ブースでの写真撮影が可能となり、来場者同士の交流も活発に行われた。「ウサギの飼い主は深く愛情を注ぐ人が多いように思う」と秀男さんは言う。
来場していた川口市在住の30代女性は「毎回内容に満足していて、今回はハーネスと野菜を購入したいと思い来場した。以前に比べてウサギの雑貨を手がける作家や、ウサギ好きが集まるイベントが増えてうれしい」と話す。
次回は2024年1月の開催を予定。