「彩の国ビジネスアリーナ」が2月8日・9日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区新都心)で開催された。主に埼玉県内の中小企業の受注確保・販路開拓、技術力向上を促進し、企業間マッチングなどでビジネスチャンスを創出することを目的に開く同イベントは、コロナ禍で昨年・一昨年はオンライン開催となったが、今回で20回を迎えた。主催は埼玉県や埼玉県産業振興公社など。
3年ぶりのリアルイベントとなった今回、2日間合わせた来場者数は1万2685人で、オンライン商談も併用した。
映像制作で出展したチェリービー(浦和区仲町1)の山口正人社長は「3年ぶりのリアル開催となり、積極的な交流が生まれていたように感じた。初日だけでも100社くらいと名刺交換し、そのうち10社くらいがその場で商談の機会となった」と手応えを話す。
知的財産に関する無料相談コーナーを設けて出展していた日本弁理士会関東会の赤塚正樹弁理士(ひので総合特許事務所)は「出展を通じて企業に必要となる知的財産を、より身近に感じてもらえれば」と話す。
埼玉県がスポーツ関連産業に力を入れていることもあり、今回、スポーツ関連産業コーナーも新設。スポーツ関連産業に携わっている、または参入を検討している県内中小企業なども出展した。