浦和の貸し切りアウトドアサウナ施設「SAUNEA(サウネア)」(さいたま市桜区道場3)で1月21日、大宮駅西口にある焼き肉店「肉山おおみや」(大宮区桜木町2)とのコラボイベントが行われた。主催は、岡山デニムを使ってサウナハットをハンドメイドで製造・販売する「Saunafeeling(サウナフィーリング)」(神奈川県海老名市)で、当日は狭山茶の「宮野園」(狭山市)、テントサウナレンタルサービスやウィスキングサービスや熱波師を行っている人も集まった。
熱波師として活動を始めた「下町熱波師HEY!ショウヘイ」さん
同サウナ施設を経営する田島さんが、「肉山おおみや」に食べに行ったことがきっかけで、赤身肉はサウナ後に食べる「サ飯(サメシ)」に合うと考え、コラボイベント開催が決まったという。
併せて、神奈川県の三浦半島でテントサウナを貸し出して地域活性化の活動に取り組む「SUPER SAUNA BROS.(スーパーサウナブラザーズ)」さんや、千葉県船橋市を中心にウィスキングマスターをしている「む~みん&ミーチカ」さん、沖縄で初の女性熱波師である「かーみぃ」さん、熱波師として活動を始めたばかりという「下町熱波師HEY!ショウヘイ」さんなども駆けつけ、イベントを盛り上げた。
SUPER SAUNA BROS.さんは「埼玉県内にはアウトドアサウナ施設が少なく、また浦和のような市街地の立地になるのはまれ。冬の閑散期でもサウナは集客できる。今は三浦半島で活動しているが、出身が埼玉県内なのでサウナ文化がより広がっていけば」と、テントサウナを車で運んできて用意したという。
サウナストーンに水をかけて高温の水蒸気を発生させ、大きなタオルで熱波を送る熱波師の「下町熱波師HEY!ショウヘイ」さんは、「もともとサウナが好きで、多くのサウナイベントに通ううちに自分でもサウナに関わる活動をしたいと思った。サウナを通じて知り合った人たちが自分をブランディングしてくれて、下町出身のことから、祖父が祭りの時に羽織っていたという法被を着て音楽とかけ声で盛り上げながら熱波を送るスタイルで活動を始めた」という。
「肉山」おおみや店長の小野寺さんは「『肉山』おおみやとサウナイベントのコラボは史上初。事前テストでは夕暮れ以降の明るさの確保など課題が見つかった。本番では照明器具を追加するなどの対策を取ることで十分な品質の料理を提供できた。サウナ後の高揚感もあり、料理を提供するたびにお客様から歓声が上がるなどイベントならではの魅力を感じられた」と語った。
主催したSaunafeeling代表の三橋さんは「2部とも満員となった。サウナを通じてさまざまな出会いがあり、今回のイベントにつながった。『サウナ』と『肉山おおみや』のコラボは今回限りの予定だが、またこの施設でイベントを行っていければ」と話す。