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浦和に「TOTOMONI珈琲豆店」 ウオータードリップアイスコーヒーも

店主の戸田秀人さん

店主の戸田秀人さん

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 浦和に5月2日、コーヒー豆専門店「TOTOMONI(トトモニ) 珈琲豆店」(さいたま市浦和区東仲町)がオープンした。

店舗外観 

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 大手コーヒーチェーンで25年以上の店長経験を持つ戸田秀人さんが開いた同店。戸田さんは、店長を続ける中で今後の働き方について考え、地元の浦和で独立することを決意したという。「どんな業態で出店するか検討していた時に思い出したのが、かつて個人経営の焙煎(ばいせん)所で出されたアイスコーヒーのおいしさだった。店の規模に頼らずともここまでおいしいものが出せるのかと驚いたことが、自家焙煎のコーヒー豆店として独立する後押しになった」と振り返る。

 同店では、エメラルドマウンテンをベースに希少な豆をブレンドした「プレミアムブレンドTOTOMONI」(200グラム=1,700円)のほか、「エチオピア イルガチェフ ゴルボタ G1 ウオッシュド」(同=1,780円)、「メキシコ カフェインレス ウオータープロセス」(同=1,630円)など8~10種類ほどのコーヒー豆を販売。戸田さんは「お客さまが来店するごとに生豆を焙煎するのではなく、あらかじめ店内で焙煎し袋詰めした、焙煎後1~2日程度のものを扱っている。仕事の合間などに立ち寄る忙しい客層にもスピーディーに提供したいと考えたほか、お客さまとの会話に集中したいと思った」と話す。

 日替わりの豆を使ったハンドドリップコーヒー(350円)、ウオータードリップアイスコーヒー(420円)などのテイクアウトドリンクも販売。戸田さんは「水滴を一滴ずつ垂らして8~10時間かけて抽出するウオータードリップは、かつて自分が感動したアイスコーヒーを再現したもの。豆の風味をより強く感じられると、驚き喜んでくれるお客さまが多い」とほほ笑む。

 戸田さんは「浦和にはコーヒーを飲み慣れた人が多いと感じる。『キッチンのコンロで焙煎している』というお客さまへ生豆を販売したこともある。20年以上接客してきた強みを生かし、お客さまの好みや気分を引き出しつつ豆選びの手伝いができたら」と意気込む。「店名に込めた『コーヒーとともに』過ごす時間を楽しめるよう、徐々に豆の種類やコーヒー器具を充実させていく予定。コーヒー焙煎ワークショップなども行い、地域との結びつきを強めていきたい」とも。

 営業時間は11~17時。水曜・土曜定休。

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