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川口に爬虫類専門店 飼育方法のアドバイスなどアフターケアも

看板娘のグリーンイグアナ。学習能力が高いという

看板娘のグリーンイグアナ。学習能力が高いという

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 川口に爬虫(はちゅう)類専門店「Repti Bug(レプティバグ)」(川口市柳根町)がオープンして1カ月がたった。

珍しい色彩だというニシアフリカトカゲモドキ

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 トカゲ、ヤモリ、カメなど爬虫類50種以上をそろえる同店。アフリカ、南米、東南アジア、中央アジアで生まれたイグアナやゾウガメ、カメレオンがいるほか、初心者でも比較的飼いやすく色彩の豊かさから人気があるというニシアフリカトカゲモドキ(別名:ファットテール)も扱う。同店で飼育・繁殖を行い販売している生体もあり、2年かけてクレステッドゲッコー(和名:オウカンミカドヤモリ)は増やしたという。

 店長は「生体が元気な状態でお客さまに提供したいので、常に個々の体調管理に気を付け、快適な環境作りを心掛けている」と話す。餌も販売しており、冷凍コオロギは食べやすいように手脚や触覚を取リ除くなど細かいところにも気を配っているという。

 店長は動物好きの父親の影響で幼い頃から生き物に囲まれて育ったが「自分が飼いたいと思った生き物は飼えなかったため、実家を出てからさまざまな生き物を飼ってきた。爬虫類を含むモモンガやハリネズミといったエキゾチック・アニマルといわれる生き物が大好き」と話す。

 同店では生体を販売するだけでなく、飼育方法や販売後の生体の様子などについての相談を受け付けるほかアドバイスも行っているという。店長は「爬虫類は非常に繊細な生き物なので、店内を走り回る、ゲージをたたく、大声で叫ぶといった行為は生体にストレスを与え、ときには死んでしまうこともあるので注意してほしい」と話す。

 近隣から来たという小学四年生の男子と母親は「ロシアリクガメの赤ちゃんを買いに来た。こちらではアドバイスももらえるので、安心できる。末永くかわいがりたい」と話す。自宅でニシアフリカトカゲモドキを35匹飼育しているという店員の山本ヒロアキさんは「最近はユーチューブの影響もあり、小学生のお客さまも増えている。僕が子どもの頃は考えられなかったのでうらやましい」と話す。店長は「爬虫類はどう猛で怖いといったネガティブなイメージが先行しがちだが、こちらが何もしなければおとなしい。愛嬌(あいきょう)があってかわいらしい。大切に飼育すれば長生きするので愛着も湧く」と自ら繁殖させたクレステッドゲッコー手にほほ笑んだ。

営業時間は12時~20時。火曜定休。

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