ラフィアヤシの繊維を使って小物を作るワークショップ「ラフィアで作るクラシコモノ」が8月14日、「路地裏Garage Market(ガレージマーケット)」(さいたま市鈴谷7)で始まった。
マダガスカル産の天然繊維「ラフィアヤシ」を使ってコースターや小物入れ、ポシェットや帽子などの小物を作る同ワークショップ。未ざらしのラフィアヤシは、素材の持つ樹脂により撥水(はっすい)性や艶が出るという特徴がある。縫い込むために針を使うこともあるが、道具は不要で、繊維を織り込むことで製品を作る。
主催するのはさいたま市在住の田中明子さん。地域でイベントなどを主催する田中さんは2019年に友人に誘われてラフィアヤシで帽子を作るワークショップに参加してその魅力に取りつかれた。新型コロナウィルスの影響で外出が制限されている中で、自宅でラフィアヤシを使ってさまざまな作品を制作。その魅力を多くの人に伝えたいと考えワークショップを開催するに至った。
1回目のワークショップには近隣から2人の女性が参加し、制作を楽しんだ。参加した女性は「編み込むという作業は普段もするが、三つ編みなどはやるものの、五つ編みなどは初めてで難しい。最初は思い通りにいかないが、何度もやっていくうちに少しずつうまくなっていくので、とても楽しい。ぜひまた参加したい」と話す。
田中さんは「ラフィアはマダガスカルの自然の恵み。制作はそれほど難しくなく、ポイントを押さえれば誰にでもできる。完成した作品は一つずつ形が違う、自分オリジナルのものになる。天然素材の手触りの良さやヤシの触れ合う音など、手仕事を楽しんでほしい」と話す。
ワークショップは8月21日・28日・9月4日にも開催。時間は11時~13時。参加費はコースター1,900円、小物入れ3,400円、ポシェット5,400円、帽子6,400円(コーヒーチケット付き、コースターはワークショップ1日参加、それ以外は2日参加)。制作キットは会場となった路地裏GarageMarketや近隣のパン店「シエルヴァンメール」(さいたま市中央区鈴谷6)でも販売している。問い合わせは田中さん(メール kokia.1129@gmail.com)まで。