ウサギが神の使いとして祭られている調神社(つきじんじゃ)向かいのギャラリー「彩光舎」(さいたま市浦和区岸町6)で8月15日・16日の2日間、被写体がウサギのみの写真展が行われた。
さいたま市在住のウサギ写真家、芹沢秀男さんが「幸せうさぎ写真展」と題して開いた同展。
芹沢さんがウサギを被写体に写真を撮り始めたのは約10年前、自分が飼っているウサギを撮り出したのが始まりという。同展では、芹沢さんが7年間撮りためたウサギの写真300点以上の中から「厳選」し、約30点を展示。一見表情のないように見えるウサギも、写真に写し出されるとさまざまな表情が見て取れる。
会場には、芹沢さんが講師を務める、ウサギの撮影に特化したフォト塾の1期生7人の作品も展示され、個性のある作品が花を添えた。
同展の目玉はB0サイズ(1030ミリ×1456ミリ)の大判ポスタープリント。被写体のウサギが迫力ある作品。写真のほか、粘土細工や小物、ステンドグラスプレートなどウサギ作家によるウサギをモチーフにしたハンドメード雑貨の展示、販売も行われた。
「ウサギに縁がある調神社の前でウサギ一色のイベントができてうれしい。写真展だけでなく、ウサギ雑貨の展示や販売等を行うなど、『ウサギ一色』のお祭り騒ぎにしたかった」と芹沢さん。今後は「フォト塾2期生の作品の展示や『ウサギ写真家』による、ウサギの写真集を出したい」と意気込みを語る。