女性アーティスト・井坂奈津子さんの企画展「NATSUKO ISAKA Solo Show -toku toku-」が1月10日より、東浦和の「Gallery Pepin(ギャラリーペピン)」(さいたま市緑区大牧)で開催される。
井坂さんは1982(昭和57)年、東京生まれ。20歳のときに勤めていた福祉作業所内のアートクラブで、そこに通う人たちが描いている絵を見て、美術を始める。その後はさまざまな場所で個展・グループ展を重ねるとともに、練馬区でアトリエグレープフルーツを主宰している。昨年には星乃珈琲絵画コンテストで優秀賞を受賞した。
同ギャラリーで昨年、銅版画展を開催した井坂さん。立体・石へのペイント・仮面などの表現方法の中で、今回はオブジェに焦点を当て、新作約10点を展示する予定。
会場となる同ギャラリーは2015年、銀座の画廊に10年勤めた小林優佳さんが開いた木曜限定オープンのギャラリー。小林さんは「井坂さんの思いは良し悪しでは計り知れない深淵と純度で作品として形作られている。身近でユニークな素材を巧みに扱い鑑賞者を喜ばせてくれる。ギャラリーに女性のような生き物が舞っているので、ぜひ見に来てほしい」と話す。
開催時間は12時~18時。木曜のみ開廊。入場無料。3月7日まで。