北浦和にあるパン店「エトアール」(さいたま市浦和区北浦和1)が12月9日、5周年を迎えた。
与野から北浦和に移転して5年を迎えた。店主の西岡東輝さんはもともとドイツのパン専門店で働いていたこともあり、店の売りはドイツ人マイスターから教わったシュトーレンやプレッツェル。ライ麦パンは自家製のサワー種を使っている。与野の頃からの人気商品は玄米食パン、ホテルブレット、米パン。パンの種類が多いのも店の特徴で、客の要望を聞いて種類を増やしていき、今では毎日60~70種類を販売しており、曜日替わりのパンを足すと90種類にもなる。
21日・22日には5周年イベントを開いた。セールやくじ引きのほか、店の敷地内でラテアートなどを行う移動カフェ「カフェフラット」によるドリンクの販売や、JPIC読書アドバイザーによる絵本読み聞かせなどを行った。
読み聞かせを行った中田京子さんは「西岡さんとは地元のイベントで知り合った。いつ会っても変わらぬ優しい物腰とお客さま目線のパンを追求するところにも人柄を感じている。今回ここで絵本を読むのは2回目だが、たくさんの人が集まってくれた」と話す。
西岡さんは「お店をやっていてうれしいのは、あれがおいしかった、こんなのはないのか、というお客さんとの会話。5周年で多くの人におめでとうと言ってもらえたこともとてもうれしかった。これからも地域ファーストで北浦和を元気にしたいので、イベントやパンのコラボなどを続けていきたい。そして周りの人を幸せにできるようなパン屋さんにしていきたい」と話す。
営業時間は8時30分~19時30分(木曜・日曜定休)。