さいたま市中央区にある「路地裏Garage Market」(さいたま市鈴谷7)で12月24日、和をコンセプトにしたマーケットイベント「路地裏"和の市"2017」が開催された。
会場では和菓子やランチプレートなどの食品、リメーク着物雑貨やハンドメード品の販売、整体や灸(きゅう)などの施術、しめ縄や焼き物作りのワークショップなど多様なブースが出店した。加えて、三味線のライブやライブペインティング、餅つきなどのイベントも行われた。
会場となる「路地裏Garage Market」は元木材会社の倉庫で行うマーケットイベント。2014年より始まり、現在は毎週日曜に開催。今年7月には100回目を迎えた。
イベントを運営する旅商人拓さんは「和をテーマにしたイベントは今回で2回目。さらに餅つきも2回目となる。玄米で餅つきということで普通のものよりも大変だったが、農家の人にしっかり習って今日に備えた。衛生面などで餅つきを自粛するケースも増えているが、若い人たちが受け継がなくてはいけないと思っている。路地裏Garage Marketも来年で4年目になるが、今まで通り、こだわりを持ち続け、その中で広げていきたい」とす。
干支(えと)の焼き物作りワークショップで出店した「ぼらがま工房」の大洞志保さんは「出店は3回目。普段は久喜に住んでいるが、ここで思いがけずいろいろな人に会うことができた。みんなが制作を楽しんで、笑顔で帰って行くのがうれしい」と話す。
南区から参加した女性は「津軽三味線は圧巻で聴き入ってしまい、餅を食べ損ねた。干支(えと)の置き物も作ることができ、抹茶ラテもおいしかった。クリスマスの時期にあえて和の市を行う面白い。また来年も開催されることを楽しみにしている」と感想を話した。