さいたま市青少年宇宙科学館(さいたま市浦和区駒場2、TEL048-881-1515)で10月21日から、「ダンボール宇宙遊園地」が開催されている。
ダンボールで作ったUFOの形の滑り台やシーソー、ロケットのオブジェなど「宇宙」をイメージした遊び場を提供する同イベント。
横6メートル縦2メートルのUFO滑り台は、中に入った人が外と話せるように工夫された「通信機」や、顔を出せるようにした丸い窓を備える。高さ約1メートルのダンボールを組んで作った迷路の「宇宙基地迷路」は、アンテナをつけて宇宙ステーションのイメージを表現した。このほか、5枚以上のダンボールを隙間なく重ねた「スペース木馬」も用意する。
同館職員の佐藤義将さんは「大人が乗っても壊れないほど丈夫にできている。身近なダンボールの強さや造形の楽しさ、有効性について肌で感じてほしい。ダンボールはリサイクル率が95%以上。天然の木質繊維に由来し、水でほぐすだけで簡単にリサイクルできて土に返すこともできる。宇宙を感じて楽しく遊びながら、ダンボールの可能性に気付き、環境への興味や関心につなげてもらえたら」と話す。
初めて訪れたという畠中瑛正くんと父親の正太郎さんは「子どもは汗をかいて目いっぱい楽しんでいた。意外にもすべてダンボールでできているのが驚いた。また遊びに来たい」とほほ笑む。
12月9日は、ダンボールでウサギを作る「ダンボールクラフト」ワークショップも行う。開催時間は10時30分と13時。参加費100円。申し込みは11月15日9時から、電話で受け付ける。定員は各回先着45人。
開催時間は9時~17時。入場無料。2018年1月8日まで。