浦和東口に「おはりこや(さいたま市浦和区東仲町19、TEL048-762-8483)」がオープンして2カ月がたった。
ブラウスやワンピース、コート、ズボン、バッグ、アクセサリーなど天然素材を中心とした手作りの商品が並ぶ。7月7日にオープンした時の商品数は、約400点。洋服は店主のハマユミさんが作り、レザーバッグは夫のカズヒコさんが手縫いで制作。ハマユミさんは「アパレルを中心としたクラフト系セレクトショップで商品は、ほぼ手作り。アクセサリーや靴も洋服に合わせて、ハンドメード専門の作家や神戸の靴職人から仕入れている。テーマは『ナチュラル』。自然体に着こなして長く使ってほしい。一点物が多く、個々に合わせたコーディネートができる。色合い、素材、形などが調和するようにしている」と話す。
幼い頃から人形の服を作るのが好きだったハマユミさん。洋裁の専門学校を卒業後、企業でデザイン画から型紙を起こすパタンナーの仕事をしていた。店ではブラウスとワンピースの8着を選びパターンオーダーできる。ハマユミさんは「9号サイズだけど袖が短いなど既製品では体にぴったり合わない人にもお薦め。固定の型紙を調整しながら作っていく」と。生地は、フランス産のリネン(麻の1つの種類)を日本で織り染め加工したものが5色、起毛とウールの入った温かい素材を各10色用意する。
「綿や麻などの天然素材は、身に着けて洗って使い込んでいくうちに色や風合いの変化を楽しめるのが特徴。私が5年前にコーディネートをしたお客さまが、同じ装いで最近会った時、柔らかそうな生地になってなじんでいてすごいと思った。大切に着てくれてうれしかった」とハマユミさん。「地域の人に喜んでいただける店にしたい」と腕をまくる。
営業時間は11時~19時(日曜は16時まで)。月曜~水曜定休。