アプリュス芝園スタジオ(川口市芝園町3)で9月23日・24日、アートイベント「芝園マルシェ&オープンスタジオ」が行われた。
一般財団法人「アプリュス」の若手美術家スタッフが、アートと地域の新たな可能性を見いだそうと中学校の廃校舎を活用してアートスタジオを設営した同イベント。当日は、雑貨やアクセサリー、野菜や盆栽、占いやマッサージなどを展開する「マルシェ」企画も行った。
オープンスタジオでは、アーティストのアトリエ公開やワークショップを行い、気軽にアートに触れられる体験会、音楽演奏会なども行い、ファミリー客らでにぎわった。
子どもと一緒に来場した30代女性は「アートやおいしいもの、かわいい雑貨やスイーツ、世界各地の小物などが一つの空間に詰め込まれていて、中に入った途端にワクワクした。託児ルームや子どものプレイスペースも充実していて、大人も子どもも楽しく嬉しい気持ちになれるすてきなイベントだった」と話した。
主催スタッフの奥村拓郎さんは「昨年はアート作品を校内のいろいろな場所に設置しスタンプラリー形式にしたところ、ゆっくりと作品を観賞したいという声があったため、今年は4階に作品展示スペースや作家とコミュニケーションをとれる場所を作った。さらに託児スペースの設置など、より地域に根づいた空間を目指した。今後も地域密着型の芸術拠点を目指し、イベントを通じて創造・表現の新たな需要と供給を生み出し、地域活性につなげたい」と話す。