さいたま市緑区の「ブルーベリープラザ浦和」(さいたま市緑区大崎、TEL050-3736-5070)で現在、時間制限がなく食べ放題のブルーベリー狩りが行われている。
広さ4ヘクタールに25種類のブルーベリーを栽培する同園。品種によって熟成期間が異なるため8カ所に出入り口を設置し、実り具合を見ながら場所を変えて営業している。
今年は6月10日に開園し、多い日には500人が来場したという。社長の備藤行裕さんは「今から収穫できる品種は、花が咲いてから雨がほどよく降ったため、順調に育っている。例年に比べて実つきが良く、キズもなく見た目もきれい」と話す。
もとは苗木と植木販売を行っていたという同園では、挿し木や接ぎ木をしながらブルーベリーの木を自家生産で増やしたという。約20年前の開業当初と比べて、農園の広さも10倍になった。現在も約2万本を生産・販売している。備藤さんは「亡き祖父は、40年前にブルーベリーの木を海外から仕入れたが、当時の日本では知られていないので売れ残ってしまった。それを農園にしたのが始まり。その頃は3品種だったが、家族で試行錯誤しながら大きくしていった」と振り返る。跡を継いだ備藤さんは、加工施設も建設し収穫したブルーベリー使ったジャムやジュース、アイスクリーム販売も行っている。
5歳と2歳の子ども連れで来場した30代の母親は「フレッシュで甘酸っぱくておいしかった。家で子どもとジャムを作ろうと思ってたくさん摘み取った。近くにこんな農園があってうれしい」と話す。
備藤さんは「時間制限がなく食べ放題なので、ゆっくり休みながら楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
開園時間は9時~16時。料金は、3歳以上=500円、3歳未満無料。持ち帰りは、100グラム=150円。