南浦和に5月3日、焼き菓子の「プティ・クレール(さいたま市南区南浦和2、TEL 048-711-6716)」がオープンした。
30年以上洋菓子に携わり、菓子職人として腕を振るってきた青田邦裕さんが念願かなえて開いた同店。コンセプトは「日常のお菓子屋さん」。買い物や散歩の途中にふらっと立ち寄ってほしいという。
甘く香ばしい香りが漂う店内には、レモンクッキー(80円)、マドレーヌ(プレーン、130円)、シュークリーム(200円)、キッシュ(330円)、キャラメルプリンタルト(ホール、850円)、フィナンシェ、スコーンなど約35種類が並ぶ。クッキーは、定番のプレーンからスパイスのクミンを入れた味やトマトとニンニクを合わせた味など変わり種も。
同店スタッフの村上文さんは「常時焼いているのでオーブンはフル稼働。焼いたばかりのマドレーヌは、外がサックリで中がふんわり。バターなどの素材の味もしっかり出ておいしい」と話す。「注文された洋菓子をスタッフがトレーに乗せて、薄い紙に1個ずつ包んでお渡しする。フランスのパリのパン屋をイメージした」とも。
シェフの呉屋良太さんは「お客さまの『おいしいからまた来た』という声を聞くとうれしい。旬の食材を使って新しい味にも挑戦しながら喜んでいただける洋菓子を作り続けていく」と意気込む。
村上さんは「南浦和は塾が多くて、通っている子どもがニコニコしながら1~2個買って塾へ向かう姿を目にする。気軽に来てくれて、思い描いていた店の光景。食べてまた頑張ろうと思ってくれたら」とほほ笑む。
営業時間は11時~19時。火曜定休。