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浦和区の円蔵寺の本堂でバレエストレッチやヨガ 「開かれた寺」目指して

円蔵寺の本堂でバレエストレッチをする様子

円蔵寺の本堂でバレエストレッチをする様子

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 浦和区の円蔵寺(さいたま市浦和区東岸町1、TEL 048-882-2835)で今年2月から、バレエストレッチやヨガ、お茶会などが開催され、地域住民が訪れている。

講師をするNPO法人バー・アスティエ協会の大植直子さん

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 円蔵寺は1462年に開かれた日蓮宗の寺で、1886(明治19)年に浦和で建立された。副住職の加藤良海さん(30)は「寺は法事や祈祷で訪れることはあるが、敷居が高く入りにくいと言う人も多い。イベントは寺に入るきっかけの一つ。心が休まり、憩いの場所になってほしい」と話す。バレエストレッチやヨガを行う本堂は、飾りが金色に輝きお香や古木の香りが漂う。畳に座りながら身体をゆっくり動かす。今年2月から月1、2回開催し、毎回10人~30人の地域住民が参加する。

 バレエストレッチの講師は、NPO法人バー・アスティエ協会の大植直子さん。「バレエの要素が入った動きで音楽に合わせてゆっくりと踊るように深呼吸しながら動くのが特徴。初心者でもできて子どもから高齢者まで無理なく楽しめる。始まりと最後には仏様に手を合わせて感謝の気持ちでご一礼を」と大植さんは話す。

 初めて参加したという浦和区に住む30代の女性は「本堂に入った瞬間、空気が違う。落ち着いた気持ちの中で、身体を動かすと爽やかな気分になれる。初めての不思議な経験。お寺を身近に感じられてありがたい」と汗を拭った。寺では、ほかにも写経や法話を聞いてお茶を飲みながら会話を楽しむ「カフェ」を開き、6月13日は「開運落語会」も企画している。

 加藤さんは「寺は心や作法も学ぶ場であり、人と人を結ぶ所。悩んだ時にも訪れてほしい。開かれた寺を目指して平穏な世の中になることを願っている」と手を合わせてほほ笑む。

 日程と時間は、ホームページで確認できる。

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