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うらわ美術館が「情報コーナー」リニューアル 100種類の「仕掛け絵本」など

仕掛け絵本を楽しむ親子

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 うらわ美術館(さいたま市浦和区仲町2)の情報コーナーが1月20日、リニューアルオープンした。

カフェ風に改装した情報コーナー

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 美術に関心を深めてもらおうと設置した同コーナーには、約100種類の仕掛け絵本や同美術館収蔵品の関連書籍、全国の美術展覧会の図録などを並べる。入館無料で利用できる。

 同コーナーではこれまで、美術資料や他館の展覧会などを調べるためのパソコンを中心に置き、一般に開放していたが、インターネットの普及で利用者が減ったため、改装に踏み切ったという。

 うぐいす色のじゅうたんに白い壁、木目調の椅子、ソファを置いてカフェをイメージした雰囲気に仕上げた。本棚には、さいたま市に縁のある作家の書籍のほか、宇都宮コレクションのマルク・シャガール展図録など全国から収集した図録、世界の巨匠シリーズ、美術雑誌などを用意する。

 開くと立体的に飛び出したり、付いている眼鏡をかけて見たり、パラパラめくると絵が変わったり、写真が3Dになっているなどの仕掛け絵本は、同館スタッフが小学校へ出張授業に行った際に人気のあった本や芸術性の高さなどを吟味して選んだという。

 5歳と7歳の子どもと一緒に来館していた女性は「これだけの量の仕掛け絵本は、なかなか見られない。繊細な作りやダイナミックな作りもあって楽しい。子どもも大変喜んでいる」と話す。

 同美術館教育普及担当の脇元重彰さんは「テレビや動画が当たり前の現代だからこそ、本を開いて絵が飛び出した時の感動や喜びを体験してほしい。情操豊かになる。本に触れて、角度を変えて見ながら親子で一緒にアートを楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は10時~17時(土曜・日曜は20時まで)
(展示室貸出期間は開館・閉館時間が異なるため要確認)

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