回転ずしの「はま寿司浦和店」（さいたま市南区太田窪2、TEL 048-813-2225）に1月12日、ソフトバンクグループが販売する人型ロボット「ペッパー」が実験的に導入された。

「はま寿司浦和店」の看板店員ペッパー君

　ペッパーは人工知能を搭載したロボット。身長約120センチで、ピカピカの白い体に黒くて丸い目をしたペッパーが「いらっしゃいませ」と手を広げ、首を振りながら出入り口で客を迎える。胸部のタブレットには「受付」の文字。カウンターかテーブルの席を選び指でタッチすると席番号が印字された紙が印字される。満席時には異なった対応も行う。子どもは「ペッパー君だ」と足早に笑顔で近寄り、高齢者は不思議そうにじっと見つめて立ち止まっている姿も見られた。

　同店の佐藤真一郎店長は「お客さまから大変喜ばれ、社員の一員として働いてくれている。アイドル的な存在になってほしい」とほほ笑む。

　7歳女児は「おすし屋さんにペッパー君がいると思わなかった。とてもかわいい」と喜び、母親は「言葉を話すので面白い。いよいよロボットが働く時代になった」と話す。

　ゼンショーホールディングスの広報室担当者は「ペッパー君の勤務に関しての課題は山積みで本採用は未定。これから検討を重ねていく。今後もお客さまが楽しんでくれるような新しいサービスの提案を進めていきたい」と話す。

営業時間は11時～23時。