さいたま市緑区にある「Gallery Pepin(ギャラリーペピン)」(さいたま市、緑区大牧)で12月9日、同アクセサリーアーティスト赤下多映子さんによる個展とワークショップが行われた。
アクセサリーアーティストの赤下多映子さん(左)とギャラリーのオーナー小林優佳さん(右)
銀座の画廊に10年勤めた小林優佳さんが昨年、住宅街にギャラリーをオープン。扉を開けると白い壁の土間空間が展示スペースに、座りながらゆったりと眺められるようにした。小林さんは「気持ちが落ち着くと言われるとうれしい。買い物帰りや散歩の途中に立ち寄って、日常生活の中でアートを楽しんでほしい」と笑顔を見せる。大学時代に美学美術史学科で勉強した小林さんは、アートディレクターとしても活躍している。
今回、初めて個展を開いた赤下さんは、主にシルバーとアクリルを素材として制作。「1点を作るのに3週間かかる時もある。身に着けてこそ完成品。気持ちが上がったり勇気が出たり、何かを感じてもらいたい」と話す。
ワークショップでは女性2人がペンダントヘッド作りに参加。デザインを考えて金属を切り、赤下さんが普段使っている工具で制作した。参加した原田久美子さんは「作家にワンツーマンで教えてもらえるので得した気分。本格的にできて貴重な経験だった」と振り返る。
小林さんは「アートが架け橋になって人と人をつなげていくのが高校時代からの夢。今後もワークショップを開くなど、集う場所としても企画していきたい」と話す。
開廊時間は木曜日(不定期)の12時~18時。