浦和駒場スタジアム(浦和区駒場)で12月17日、浦和レッズレディース選手らによる「めざせ!“なでしこ”女子サッカー教室」が行われた。
同教室は、女子サッカーの普及と発展を目的に3年前から浦和区が主催。今回は5回目。浦和区在住か在学の小学生約100人が参加した。
元浦和レッズ選手の神野真郎コーチの下、浦和レッズレディース選手らがスタッフになり、児童の年齢別4チームに分けてサッカーを教えた。ドリブルやボールの止め方の基礎を教えた後、ボールを蹴りながら追い駆けっこをするなど遊びの要素も取り入れた練習をした。ボールを2個使った試合では選手も一緒になってボールを追い掛け、ゴール時にはバンザイやハイタッチで喜ぶ姿が見られた。
参加した3年生の久保田美羽さんは「すごく楽しかった。ドリブルは学校のサッカー大会に生かせそう」と笑顔で汗を拭っていた。3年生女児の母親の山田のり子さんは「女子だけの教室で良かった。レベルや力の差があまりなく、素直にサッカーを楽しんでいる様子がわかった」と話す。
浦和レッズレディース、ゴールキーパーの平尾知佳さんは「純粋な気持ちでサッカーをする子どもたちに力をもらえた。優勝に貢献できるよう頑張りたい」。神野コーチは「明るく声を出して盛り上がるような雰囲気を心がけている。浦和からサッカーの楽しさを発信したい」と話していた。