さいたま市浦和区の駒場運動公園で11月12日、ランニングを楽しむイベント「駒場ファンラン」が開かれた。
「駒場ファンラン」の車いすの部、多くの声援を受けながらスタート
同イベントは、陸上の世界選手権の代表選考を兼ねた「第2回 さいたま国際マラソン」が13日に行われるのを前に、多くの市民にランニングを楽しんでもらおうと初めて開催。「車いすの部」「親子ランの部」「小、中学生の1.5キロの部」「リレーマラソンの部」と4つの部に分かれ、計2000人以上が参加した。
「車いすの部」は、清水勇人市長(さいたま市)の合図で約20人がスタート。腕の力を使って自力でこいだり伴走者と走ったりしながら1キロ先のゴールを目指した。
「親子ランの部」は、1.5キロのコースで小学生と保護者の約1500人が参加。沿道や客席の家族に手を振りながら笑顔で走ったり、子どもと息を合わせて疾走したり、マスコットを手に持つ子や、紫や黄色のアフロヘアのかつらをかぶって参加する親子もいたりと、思い思いの走りを見せていた。1位でゴールした新井陽翔くん(8)と一緒に走った父親の裕之さんは「子どもと一緒に走るのが楽しかった。普段もジョギングをしているが、駒場のトラックで走ると気持ちがいい。今後も挑戦していきたい」と息を弾ませていた。中学生は、部活のトレーニングウエアで懸命に走る子が多かった。
「リレーマラソンの部」には、仕事仲間やサークルなどの団体が参加。女子プロ野球の埼玉アストライア、プロ野球独立リーグの武蔵ヒートベアーズがゲストランナーとして登場し、グラウンドを盛り上げていた。