さいたま市南区の武蔵浦和図書館と南浦和図書館で現在、「お話し会ポイントラリー」が行われている。
トリエンナーレのメイン会場になっている武蔵浦和での開催を記念し、同図書館の職員が企画したイベント。市内在住に限らず誰でも何度でも参加できる。
配布する台紙を持って「お話し会」に1回参加すると1ポイント獲得、2ポイント以上でプレゼントを進呈する。プレゼントは、同図書館の職員が手作りしたミニノート、しおりなど4種類1セット。二つ折りの台紙は、「アートを感じてほしい」と考案した物で、内側を開くとぬり絵ができ、組み立てて飾れるように工夫がされている。月5回以上開かれる「お話し会」には大勢の子どもたちが参加し、これまで約40人にプレゼントを手渡した。
「お話し会」は、赤ちゃんから小学生まで参加時間を決め、年齢に合わせた内容を朗読する。幼児対象は、職員がトリエンナーレを簡単に説明し、手遊びをして、紙芝居を読み、推薦絵本を読み聞かせる。参加した17組の親子は、優しくゆっくり読む声に耳を傾けていた。5歳、3歳、1歳の3児の母親は「子どもは、絵本を見た後に何かもらえると喜んでいた。自分が選ぶ本と違うのを薦めてくれるので新鮮」とほほ笑む。
武蔵浦和図書館の児童・地域係主任の森川優子さんは「イベントを始めて聞きに来る人が多くなった。ポイントラリーをきっかけに、もっと本に興味を持ってもらえたら」と話す。
南浦和図書館=12月10日まで。武蔵浦和図書館=12月11日まで。