浦和を舞台にしたご当地アニメ「浦和の調(うさぎ)ちゃん」が4月から、テレビ埼玉で放映される。
同作品は昨年、「さいたま市ニュービジネス大賞」で「コミュニティービジネス賞」を受賞したご当地アニメプロジェクトで、受賞したharappaとテレ玉・浦和の調(うさぎ)ちゃん製作委員会が製作する。
旧浦和市民にはなじみの深い「調宮(つきのみや)神社」。鳥居は無く、こま犬の代わりにコマウサギがいる神社としても知られ、その名前からも「ツキ」に恵まれる神社として地元でも愛されている。年末の酉(とり)の市(十二日町)や年始の初詣などでにぎわう観光名所でもあるが、今回、アニメの主人公となって登場する。
Harappa代表の三澤さんは旧浦和市出身で、「自分の生まれ育った浦和を舞台にしたアニメを作りたい」との強い思いから行動に移したという。
もともと埼玉県は数多くのご当地アニメを生み出している土壌で、久喜市(鷲宮町)を舞台にした「らき☆すた」、秩父市を舞台とした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、「クレヨンしんちゃん」の春日部なども有名。他の作品でも舞台となった場所は多く、それぞれの舞台が放映後に聖地化され「聖地巡礼」と称し観光客が詰め掛けるなどの社会現象も引き起こしており、自治体側も新たな観光資源として注目している。
今回の作品では、キャラクターに「浦和」と名のつく駅8つをモチーフに8人のキャラクターが登場し、随所に浦和やさいたま市に関連したものが登場するという。
声優陣も全員が「埼玉県出身者」というこだわりぶりで、どんな浦和の風景が描かれるのか注目が集まる。
現在は公式Twitter (@urawa_usagi)にて一部情報が公開されている。
また、公式Twitterによれば「公式コスプレーヤーオーディション」の開催が決定。16日までの受付締め切りで19日から投票の受付が始まるとのこと。