川口駅前にあるキュポ・ラ広場(川口市川口1、TEL048-258-1110)で5月29日、「第1回大人のための運動会×ユニバーサルパーティー」が行われた。
川口市内にある「セレンディピタススペース」と障がい者団体の「シェイクハートプロジェクト」が主催。運動不足の人や障がい者と交流したい人など、さまざまな目的を持った人たちが参加した。
競技はあめ玉・パン食い競争、風船運び競争、綱引き、○×クイズ、借り人競争の5種目。子どもも障がい者も楽しめる内容で、赤・白・黄の3チームに分かれて競った。
○×クイズは、川口市にまつわるクイズを出題し勝ち残っていく唯一の個人戦。人口や鉄道などジャンルはさまざまで、際どい問題に参加者が戸惑う場面も見られた。「あめ玉・パン食い競争」も盛り上がりを見せた。トレーにたくさんの粉が入っている中にあるたった一つのあめ玉をくわえてから走り、ゴールを目指す参加者たち。車いすの参加者には、他の参加者が協力をしてトレーを持ち上げ、競技をしやすい環境を作るなど、参加者全員が顔を真っ白にして楽しんだ。
5種目を終え、結果は1位黄チーム、2位赤チーム、3位白チーム。どのチームも年齢層やバックグラウンドなどの垣根を越えて協力し合い、楽しんだ。
参加者の村田さんは「今日は主催者に誘われて来た。あめ食い競争は大人になってやる機会もないので楽しかった。全体的に和気あいあいとしていて良かった。次回以降またユニバーサル運動会があるなら、もっとオリジナリティーのある競技も入れてほしい」と話した。
シェイクハートプロジェクトの白井さんは「バリアーが無くたくさんの競技を通じて皆さんと仲良くなれた。みんなも楽しんでいてくれてよかった」と話し、「これからもこのように、障がいがあってもなくても楽しめる社会を作りたい」と締めくくった。