浦和市民会館(さいたま市浦和区仲町2)大ホールで1月31日、ファン・サポーターと今シーズンの取り組みやチーム作りについて語り合う「浦和レッズTalk on together 2015」が開かれた。
イベントは今年から2部構成となり、第1部では優勝目前で2位に終わった昨シーズンの振り返りと今シーズンへの抱負、浦和レッズのクラブとしての新しい取り組み「特化3分野」について、淵田敬三球団社長から説明があった。
特化3分野は1)アジア・ナンバーワン:強くて魅力あるチーム、2)エリア・オンリーワン:地域の誇りとなるクラブ、3)アカウンタビリティー ST1:自立し責任あるクラブ。昨年無観客試合の制裁を受けた差別的横断幕の掲出事案にも触れ、全ての人が楽しめるスタジアムの再構築や「レッズエクスペリエンス」と名付けられたサポーターの利便性を高めるさまざまなアイデアと施策が披露された。
続く第2部ではミシャ監督と山道強化本部長を交えたトークショーの形で、宮崎合宿での手応えと11人の補強による今シーズンの見通しが語られた。補強について、ミシャ監督は「ACLから始まる過密日程を乗り切る選択肢として質・量ともにいい補強ができた」と話し、今シーズンのテーマについては、「確実にレベルアップしており、昨シーズン終盤の3試合は思惑と真逆に進み、結果2位となったのは悔しいが、いいサッカーができたことは誇らしい。このサッカーを続けタイトルを取りたい」と9年ぶりのタイトルに自信をのぞかせた。