埼玉大学教育学部附属中学校の生徒6人がギャラリストとなり企画した現代アート展「3人の作家たち-異なる美へのアプローチ-」が3月20日~22日の3日間、調神社近くの「彩光舎ギャラリー」(さいたま市浦和区岸町6)で行われる。主催は「美術家が生まれる場所プロジェクト」。
ギャラリストや学芸員などアート業界に関わってきたメンバーから成る同プロジェクト。「画廊の役割をより多くの人に知ってもらいたい」という思いから2023年の「さいたま国際芸術祭」を機に活動を開始。旧浦和市の画廊や画材店を取材し、ゆかりの美術家作品と共に調査結果を展示してきた。
2025年12月からは同校との連携企画「ギャラリスト・インターンシップ」を実施。「アート作品やアーティストがどのように社会とつながり文化として受け継がれていくのか、そしてそこにどのような人やプロセスが関わっているのか」を主軸に、ギャラリストや、展覧会の企画・準備・開催について、価格の付け方についてなどの講義や実習を行った。
同展は、架空のギャラリー「AHKM Gallery(アウカム・ギャラリー)」をオープンするという設定で生徒たちが企画。展示するアーティストの選定から、フライヤーデザイン、構成までを手がけた。キャッチフレーズは「春、3人の鬼才が集う。中学生6人が選ぶ、新しい芸術。」。選ばれたアーティストは画風も技法も異なる3人。神貴尋(じん・たかひろ)さんの廃材のコラージュ作品や、鈴木富美子さんによる余白を生かしたリトグラフ版画、明円光(みょうえん・ひかる)さんの「あひるのおもちゃ」をモチーフにした絵画作品などを展示する。
同プロジェクト主宰の「Gallery Pepin(ギャラリーペピン)」小林優佳さんは「とても意欲的な生徒たちが『ギャラリスト』としてゼロから企画して作り上げた展覧会。ぜひ多くの人に足を運んでもらいたい。中学生たちにはこの経験を通して、ギャラリストという仕事に興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。
開催時間は、20日=14時~18時、21日=11時~18、22日=11時~16時。最終日の14時から、参加中学生によるトークイベントを行う。入場無料。