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南浦和「古民家カフェあい」3周年 築120年の農家住宅利活用

南区文蔵の「古民家カフェあい」外観

南区文蔵の「古民家カフェあい」外観

 「古民家カフェあい」(さいたま市南区文蔵4)がオープンから3周年を迎えた。

「古民家カフェあい」小室次雄さん(左)、妻の惠子さん(右)

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 南浦和駅西口から徒歩15分の場所にある同店は、築120年以上の古民家1階を店舗として利用している。建物は明治期に建てられた元農家の住宅で、当時の釘(くぎ)を使わない梁(はり)や柱が残るのが特徴。店内奥には座敷があり、乳幼児を連れた利用者も入店できる。当初は建物の解体も検討したが、所有者の小室次雄さんの長男が継承することになったのを機に、栄養士である次雄さんの妻・惠子さんが「主婦や近所の人がゆっくり過ごせる場所」として2023年3月上旬にカフェをオープンした。

 運営は、惠子さんの友人らがスタッフとして補助し、週4日営業している。メニューには、自宅の畑で収穫した野菜や果物を使う。庭の梅の実を加工した自家製シロップによる「梅ジュース」(350円)は、オープン時からの定番という。

 当初は喫茶のみの予定だったが、食事の要望を受けメニューを増やしてきた。数量限定の「月替わりランチ」(800円)のほか、サラダと自家製ジャムが付く「トースト」(350円)、サラダ・ミニヨーグルト付きの「ミートドリア」(800円)などを提供する。和のセットメニューでは、小倉、ごま、きな粉、青のり、桜の5種類から2つを選ぶ「おはぎ」(500円)があり、毎朝店内で製造している(おはぎは夏季以外)。飲み物は、有機栽培豆を使用した「コーヒー」(550円)や「紅茶」(450円)に、バターを使わないクッキーを添えて提供している。

 惠子さんは、主婦の「得意」を生かしたハンドメイド商品の出展を募り、イベントも開催。発表会の場所として貸し出すなど、今後の活用方法も検討している。惠子さんは「周辺に昔ながらの建物もなくなり、残していくことを決めた。3年がたち、常連客や古民家好きのお客さんも訪れるようになり、ランチが売り切れる日もある。周囲に支えられて続けてこられた。元気なうちは続けていきたい」と話す。

 営業時間は木曜~日曜の10時~16時。

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