埼玉県内産イチゴの魅力を発信するイベント「埼玉いちご祭」が2月21日・22日の2日間、「埼玉スタジアム2〇〇2」(さいたま市緑区美園2)南広場と浦和美園駅に隣接する歩行者専用道路で開かれた。主催は埼玉県農林部農業ビジネス支援課。
3回目となる今回は過去最大規模となる80以上の団体がブースやキッチンカーを出店し、埼玉産のオリジナル品種「あまりん」「かおりん」「べにたま」をはじめとするイチゴやスイーツを販売した。生産者が直接販売するブースも多く、来場者は味や栽培方法について質問していた。新たな取り組みとして埼玉高速鉄道(SR)と連携し、浦和美園駅から会場へ続く歩行者専用道路にも出店エリアを拡大。県内各地から集まったキッチンカーが並び、県産食材を使ったフードを販売した。
快晴となった初日は約2万1000人が来場。オープニングセレモニーでは大野元裕知事らが登壇し、入間市出身のタレント、朝日奈央さんもスペシャルゲストとして登場。日本野菜ソムリエ協会主催の「第3回クリスマスいちご選手権」で最高金賞を受賞した「べにたま~X(くれない)~」を生産する久米原農園の久米原美幸(よしゆき)さん(本庄市)ら、13の農園に埼玉農業大賞特別賞を贈った。
開場直後から人気ブースには長蛇の列ができ、参加者は目当ての品種を求めて並んだり、品種や生産地を比べたりして買い求めていた。さいたま市から家族4人で訪れた男性は「種類が多くて驚いた」と話す。イチゴが大好きだという4歳の息子は「甘くておいしい」とイチゴを頬張っていた
埼玉県のイチゴは生産量では全国上位ではないものの、「おいしさ」を掲げてブランド化を進めてきた。観光農園は100軒以上あるとされ、首都圏に近い立地を生かし、鮮度の高い状態で消費者へ届ける直販や観光型の販売が特徴だという。
トークショーで、大野知事は「量より質、おいしさで日本一」と強調。「埼玉のイチゴは味の面で高い評価を受けている。全国で唯一、最もおいしいイチゴを生産する『プレミアムいちご県』(日本野菜ソムリエ協会認定)に認められている魅力を発信していきたい。ぜひ推しイチゴ、推し農家を見つけてほしい」と呼びかけた。