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浦和ロイヤルパインズホテルの日本料理店がリニューアル

大幅なリニューアルとなった日本料理「四季彩」

大幅なリニューアルとなった日本料理「四季彩」

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 浦和ロイヤルパインズホテルの日本料理レストラン「四季彩」(さいたま市浦和区仲町2、TEL 048-827-1162)が2月27日リニューアルオープンした。

リニューアルオープンのディナーコースの一部

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 日本の伝統を守りながら旬の食材を取り入れた懐石料理を提供する同店。子どもからお年寄りまでの家族3世代利用による増加と、そこに潜在するバリアフリーの重要性を意識したことからリニューアルに踏み切った。

 同店マネジャーの伊藤清光さんは「3世代の家族利用が高まっているため、10人程度の部屋を増やしていくべきだと考えた」と話す。

 3つのポイントに重点を置いたという今回のリニューアル。1つ目は演出面で、板の表面に削り跡を残して味わう「なぐり」という手法を利用し、質感と風情ある空間を演出した。絞り染めをイメージした床や、職人が1枚1枚丁寧に和紙を重ねた壁もある。「細工は一つ一つ細部にこだわった。部屋それぞれが趣のある空間になっている」と同ホテル企画室の村上真希子さんは話す。

 2つ目は個室需要に向けた空間づくり。「畳敷きの大広間を個人の椅子席にし、10人ずつくらいで利用できるようにした」と村上さん。一般席にも工夫を凝らし、可動式の間仕切りを導入して半個室空間にも対応する。

 3つ目は「優しい店づくり」。「松月」という春の訪れをイメージした個室にはスロープを設置。車いすの人でも利用しやすく、厨房(ちゅうぼう)も内装や機器を一新し安全・安心の調理環境を整えた。

 リニューアルオープンの記念メニューも展開。ランチタイムは「早春の山菜と特選牛のすき焼きと九重弁当」(2,980円)、ディナータイムには「懐石寒桜~早春の山菜と蟹三昧(かにざんまい)」(1万500円)を用意する。

 村上さんは「ホテルは空間と時間を売っている。料理だけではなく、良い空間とサービスがあって成り立つことを念頭に、今回のリニューアルでは今まで以上のくつろぎ空間に仕上げた。伝統の味を大切に、いろいろな技法で展開していきたい」と話す。

 伊藤さんは「小さなお子さま連れの家族に敬遠されてしまうこともあったので、今回のリニューアルを機に気軽に利用してもらいたい。家族皆さんで楽しめる空間づくりに努めたい」と抱負を
語る。

 営業時間は、昼 11時30分~14時30分、夜 17時30分~21時。年中無休。

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