市民会館うらわ(さいたま市浦和区仲町2)で2月14日、女子プロ野球リーグで埼玉県をホームに活動する「埼玉アストライア」がバレンタインイベントを開いた。
事前応募者の中から選ばれたファン50人が参加した同イベント。今シーズン移籍・入団となった8選手を含む17人の選手と監督コーチを交え、同じテーブルを囲んだアットホームな雰囲気の中、ファンとの交流が深められた。
イベントは選手の紹介から始まり、ファンとの歓談なども挟みトークショーと続いた。移籍組の岩谷選手は「昨年よりもメンバーが増えレギュラー争いが激しくなるが、優勝に貢献できるように頑張ります」と誓った。
トークショーでは各選手が、日頃の苦労話、私生活やバレンタインにちなんだエピソードなどを披露し、ファンは熱い拍手でこれに応えた。
川保監督は「応援してくださいとは言いたくない。応援したくなる選手になることが必要。そんな選手が頑張っている姿をスタッフが伝えていきたい。遠征は大変だが皆さんの応援を力に頑張っていきたい」と、2015年に向けた決意を「スーパー埼野人へ」というスローガンとともに披露した。
最後はキャプテンの川端選手が「フローラに負けた昨年は本当に悔しい。今年は今日のメンバーで一戦一戦、全力で戦って日本一を勝ち取りたい」と今季に懸ける熱い思いを語り締めくくった。
ファンで毎回球場に足を運ぶという岡田さんは「ファンとの距離が近いのが女子プロ野球の魅力。球が速いわけでも、ホームランが連発するわけでもないが、環境がまだ整っていない中でも選手がプレーを心から楽しんでいることが伝わってくる」と女子プロ野球の魅力を語った。
女子プロ野球リーグは女子野球の普及と発展のために2007年に発足。5年目となる昨年は京都をホームとする「京都フローラ」が優勝した。2015年の今シーズンは6年目、埼玉アストライアの開幕戦は4月11日、川口市営球場で開幕する。