11月25日にグランドオープンするアトレ浦和に、食品スーパー2店がオープンする。今後、浦和駅周辺のスーパー競争の激化も予想される。
東口にある大丸フードマーケット、西口の富士ガーデンとイトーヨーカドーに加え、アトレ浦和内の高級食材スーパー「ザ・ガーデン 自由が丘」と「成城石井」もオープンする。各店の「特長」が、日々の買い物をする周辺住民集客への鍵になりそうだ。
新たにオープンする食品スーパー2店舗は、アトレ浦和Southエリアに出店する。11月25日にオープンした「ザ・ガーデン 自由が丘」は、浦和在住者が食への関心が高いことから「専門性の高い食料品売り場」をテーマに掲げる。生鮮食品では「肉処たかぎ」「京都 八百一」「魚力」などの専門店を並べ、利用者がマルシェで買い物をするような売り場を目指すという。駅の中の販売店はやや高いイメージを持たれがちだが、野菜や精肉などの価格は競合スーパーと変わらない。
Cook Do(クックドゥー)などの合わせ調味料は、既存店では催事の時にしか扱わない商品だったが、浦和店は常設で広く陳列棚を設けた。フリーズドライのみそ汁や粥(かゆ)といった半調理品も充実させ、仕事帰りに買い物し帰宅後に調理をするなどのニーズも満たしていくという。弁当や総菜なども豊富な品ぞろえだ。
同じくSouthエリアに同日オープンした「成城石井」は、輸入食材や自社オリジナル商品に力を入れる。プレミアムチーズケーキや特選豆腐などメディアにも度々取り上げられる人気のオリジナル商品の販売に力を入れていくという。
浦和は共働きの家庭も多く、都心へ通勤している人の帰宅時間は遅い。「ザ・ガーデン 自由が丘」は21時で閉店するが、「成城石井」は近隣では23時までと深夜帰宅時の買い物にも心強い存在になる。