うらわ美術館(さいたま市浦和区仲町2)で現在、江戸時代の隠し絵などを集めた「江戸の遊び絵づくしーおもしろ浮世絵版画―」展が開催されている。
上下どちらから見ても人の顔に見える絵や文字を忍ばせた絵、頭は5つなのに10人に見える絵など、ユーモアあふれる「遊び絵」を紹介する同展。
会場には、謎解き、隠し絵、文字絵など7カテゴリで157点を展示。折ったり畳んだりすると絵が変わる「折り変わり絵」を触ったり、絵を見ながらスクリーンに全身を投影し「影絵」で遊べたりする体験コーナーも設置する。
来場客の50代男性は「江戸時代の人は賢い。絵の中に言葉や文字を探して頭をひねった。本当に面白かった」と笑顔を見せる。
1月9日は14時から、学芸員によるギャラリー・トークを行う。
開館時間は10時~17時(土曜・日曜は20時まで)。入場料は、大人=610円、大高生=410円、中小生200円、以下無料。1月15日まで。