アートプロジェクト「ひかりの実」イルミネーションが現在、浦和駅東口の樹木に展示されている。主催は「アーツカウンシルさいたま」。
アーティストの高橋匡太さんが世界各地で行っている同プロジェクト。市民参加型プログラム「さいたまARTブリッジ2025」の一つとしてポトフ企画が企画・運営した。今回は、NPO法人「織の音(おりのね)アート・福祉協会」、社会福祉法人「久美愛園てとて」、地域活動支援センター「ベルベッキオ」が運営する支援施設や埼玉県立浦和特別支援学校に高橋さんが出向いてワークショップを行い、253人が作品を制作した。
「ひかりの実」は、LEDライトを入れて丸めたフルーツキャップを果実袋で包んだもの。果実袋の表面には参加者が「大切な人の笑顔」をクレパスで描き、裏面には好きなものやメッセージなどを記している。ポトフ企画の上ノ空はなびさんは「アートを通じて人と場所をつなぐことを目指したプロジェクト。参加した生徒から『自分も誰かと誰かを笑顔でつなぐことに携われてうれしい』という感想があり、やって良かったと感じた」と話す。
高橋さんは「今回もワークショップでたくさんの参加者の笑顔に出合えた。駅前の『大切な人の笑顔』がともる木を見て、ひととき、温かい気持ちになってもらえたらうれしい」と話す。
昼間に訪れていた70代の女性は「花が咲いているのかと思って足を止めた。この辺りは普段通り過ぎてしまうが、こうした展示があるのはすてき。ホッとする」と話していた。
自身の作品を見に来たという小学1年の男児は「白い紙に赤いクレパスで猫を描いた。家でもお絵描きをする。ワークショップは楽しかった」と話し、父親は「皆さんに作品を見てもらえるのはありがたいこと。どれが息子の作品か見つけきれていないが、多分あれだと思う」と話し、写真を撮っていた。
展示は3月3日まで。