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浦和の住宅街にある「カフェケトル」が5周年 「手作り」をコンセプトに

手作りに力を注ぐ「CAFE&DELIケトル」店主の藤尾愛子さん

手作りに力を注ぐ「CAFE&DELIケトル」店主の藤尾愛子さん

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 浦和区の住宅街にある「CAFE&DELIケトル」(さいたま市浦和区本太1、、TEL048-883-6424)が4月28日に、5周年を迎えた、感謝祭を行っている。雑貨セールや飲み物のテイクアウトを割安で提供する。

「CAFE&DELIケトル」の外観

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 一軒家の1階を改装し、小さな看板が目印の同店。2012年に店主の藤尾愛子さんがオープンし、一人で切り盛りする。10席ほどのこぢんまりした店内は、茶系色で統一。木目調の机や棚など内装の一部は手作りによるもの。

 メニューは、グラタンやカレーなどのほかパンや洋菓子も用意。プレゼント用の包装紙とポストカードも作り、模様のハンコは版画から彫ったという。藤尾さんは「素材や調味料も厳選して使っている。食べた時のお客さまの反応を肌で感じられるので、喜んでもらいたいと自然に意欲が湧く。包装紙も見た人が少しでもうれしいと思ってくれるのを想像すると、作るのに時間はかかるが手を掛けたい。気持ちは必ず伝わると思う」と力を込める。

 一番人気の洋菓子は、フランスの伝統的な焼き菓子として知られる「カヌレ」。イベントの出店では100個以上売れるという。「香ばしくカリッと焼いたキャラメリゼの中に卵などの素材の甘さを感じられる。徹底した時間と温度管理が決め手で、冷蔵庫の温度や卵を混ぜるタイミング、オーブン内の配置も仕上がりに影響する。こんなに苦労する料理はないが、お客さんが喜んでくださるので、店の核となる商品として作り続けたい」。

 来店した近所の20代の女性は「料理もおいしいしサラダも素材のうま味がある。食器もどことなく他のお店と違い、温かさがあって落ち着く」と話す。

 6年目に入り、藤尾さんは「地域に長く愛されるような店を目指していけたら」と笑顔を見せる。現在、5周年を記念して感謝祭を行っている。アクセサリーや布小物のハンドメイドマーケット、木製トレーやカップなどの雑貨、今治タオルを値引き販売。アイスゆず、ゆずソーダなどのテークアウトドリンクを30%引きで提供する。今月31日まで。

 営業時間は11時~19時。日曜、月曜定休。

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