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東浦和のギャラリーで上田智之さん個展「にぼしとハルジオン」 見沼の田園風景も

さいたま市在住の画家・上田智之さん

さいたま市在住の画家・上田智之さん

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 東浦和にある「Gallery Pepin(ギャラリーペピン)」(さいたま市緑区大牧)で現在、画家・上田智之さんの個展「にぼしとハルジオン」が開催されている。

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 上田さんは北海道出身、さいたま市在住。東京芸大大学院修士課程を修了後、同大学で油画専攻教育研究助手を勤める傍ら、個展やグループ展など制作活動を精力的に行っている。学生時代は油画を専攻していたが、20代後半から水彩画に取り組み、2015(平成27)年からさいたま市見沼区にアトリエを構えて見沼田んぼの風景などを描いている。

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 上田さんは「にぼしは思った以上に複雑で含みのある世界。それを描くことが自身の風景画にも生きてくる。ハルジオンは「自分にとって大切なモチーフ」と話す。上田さんによると、ハルジオンは本来は春に咲く花で今回の個展には開花期が合わないため、同種のヒメジョオンを描いていたが、7月半ばに偶然大学のキャンパスでハルジオンを見付けたため、持ち帰って描き上げたという。

 会場には、にぼしやハルジオンなどを題材にした水彩画10点を展示している。ハルジオンとヒメジョオンの作品も並んで展示するほか、バナナや風景画などの作品も展示する。

 上田さんは、額の製作も自ら手掛け、今回展示している見沼の風景画を入れた額は木場の問屋まで材木を探しに行き製作した物という。

 同ギャラリー店主の小林優佳さんは「水彩画は油彩画に比べて物質感がなく、画力によっては空間が物足りなくなることがあるが、上田さんの作品は緊張感を出せている。一つのモチーフについて丹念に観察し、何度も試し描きを重ね、色彩・素材の研究をし、作品を仕上げていく。ぜひ会場で見てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は、木曜=12時~18時。9月7日のみ土曜開催=13時~17時。入場無料。9月26日まで。

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