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伊勢丹浦和店に被災地応援のためのソックモンキーツリー

伊勢丹浦和店で被災地支援のためのソックモンキーツリー

伊勢丹浦和店で被災地支援のためのソックモンキーツリー

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 伊勢丹浦和店(浦和区高砂1)で12月24日まで、靴下で作ったサル「ソックモンキー」が展示された。ソックモンキーは100年以上昔、物がなかった時代のアメリカの炭鉱で孫娘のためのクリスマスプレゼントとして生まれたもの。その生い立ちのストーリー、温かみから100年以上にわたって全世界で作り継がれてきた。そうしたソックモンキーを東日本大震災の被災地へ贈る応援活動の一環として、2012年4月に始まった同店での展示は今年で4年目。主催するのは北浦和で「笑顔を増やす」をミッションに活動している団体LO&PE365(ろーぷさんろくご)。

所狭しと並んだ400匹のソックモンキーたち

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 同団体は2009年から「笑顔を増やす」をミッションに北浦和で活動している。東日本大震災の応援活動としてソックモンキープロジェクトに取り組んでおり、これまでに延べ2500匹以上を南三陸の人に配った。今年もツリーで飾った250匹を含む400匹を2016年1月16日・17日にバスを出して南三陸町に届け、現地の人にプレゼントする。

 同団体代表の世古口まりかさんは「被災地の活動は厳しいものが多いが、こういう楽しいプロジェクトだから長く続けることができる。ソックモンキーが持っている、楽しい、かわいい、ユニークな力があるからこそ。モチベーションが下がりにくく、送る人や作る人など、関わり方もいろいろある」と話す。今年は150匹のソックモンキーを作って送って来てくれた人もいたという。

 「『作る楽しさ』と『送るうれしさ』の間に『見る楽しさ』を入れたいと思い展示する企画を考えた」と世古口さん。そこで同店に電話をかけ、企画を説明。話はとんとん拍子で進み、2カ月後の2012年2月には同店で初の展示会を開いた。

 「伊勢丹に飾ることで、まずは見てもらい、震災のことを思い出してもらいたい。この活動は少なくとも2020年までは続けたい」と意気込みを見せる。

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