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8年ぶり、史上初の無敗でのタイトル獲得に沸いた浦和の街

浦和レッズ1stステージ優勝に沸く浦和

浦和レッズ1stステージ優勝に沸く浦和

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 明治安田生命J1リーグの1stステージ第16節が6月20日、アウェーのノエビアスタジアム神戸で行われ、首位を走る浦和レッズはヴィッセル神戸に対し1-1で引き分けて、開幕から無敗で1stステージ優勝を決めた。

優勝の瞬間総立ちになるTINA LOUNGEのサポーター

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 ACL優勝以来8年ぶりのタイトル獲得となるほか、無敗での優勝はJリーグ史上初とあって、優勝の瞬間を目の当たりにしようと集まったサポーターで浦和の街は現地・神戸の熱気に劣らず、まさに臨戦態勢となった。

 16時の試合開始に対して、レッズサポーターの聖地として有名な居酒屋「力」(さいたま市浦和区仲町1、TEL 048-822-9443)前には13時の段階で長蛇の列ができ、オープンとともに店内は赤いユニホームに身を包んだサポーターで染まった。

 同じくレッズサポーターが数多く集う「TINA LOUNGE」(さいたま市浦和区高砂2、TEL 048-814-2277)は6月7日にホームでの優勝が持ち越しとなった後、20日の当日分で130ほどある席がすぐに予約で埋まったほか、多くのキャンセル待ちもブッキングされたという。

 引き分け以上ならガンバ大阪の勝敗に関わらず優勝という前提条件も、神戸でのアウェー戦5連敗中という戦績に同店では試合開始直後から数多くの声援と拍手があふれ、前半27分の梅崎選手の先制ゴールの際には割れんばかりの歓声が響いた。

 しかし、後半に追加点が奪えない中、同30分に宇賀神選手が退場、39分には失点を許し、同点とされると店内には悲鳴のような叫びが上がる。その後、1人少ない状況でも勝ち越し点を与えずに迎えたロスタイムは6分。店内のサポーターからは「長いよ」といううめきもこぼれた。

 1プレーごとに大きな拍手が上がる中、守り切って試合終了のホイッスル。優勝の瞬間、店内のサポーターは総立ちとなり勝利の喜びに騒然となった。居酒屋「力」では、通りを埋めたサポーターが勝利の凱歌(がいか)を上げ続ける中、店側が用意したビールによるビールかけが行われるなど喜びに沸いた。

 浦和駅周辺では伊勢丹・パルコがいち早く優勝の垂れ幕を垂らすと優勝を知った住民らは喜びに一色となり、埼玉新聞の優勝を告げる号外が配られるころにピークを迎えた。

 集まったサポーターたちは「待ちに待った優勝。本当にありがとうと言いたい」と優勝への感謝を述べたほか、優勝の達成感から「まだ半分、全然満足してない」とにこやかに話す人、「ホームで総合優勝を見たい」などそれぞれ喜びを口にした。

 今回の優勝で浦和レッズは11月に開催される「2015 Jリーグチャンピオンシップ」の出場権を獲得。6月27日に行われるファーストステージ最終節で、浦和はアルビレックス新潟と対戦する。

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