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浦和で「埼玉県庁オープンデー」 県民でにぎわう

警察音楽隊の演奏前に行われた交通安全教室の様子(危機管理防災センター駐車場)

警察音楽隊の演奏前に行われた交通安全教室の様子(危機管理防災センター駐車場)

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 「埼玉県民の日」の11月14日、埼玉県庁(さいたま市浦和区高砂3)で「県庁オープンデー」が開催された。

手触りを楽しみながら畳のコースターを作る子どもたち(本庁舎中庭)

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 廃藩置県で埼玉県が誕生した11月14日を記念して昭和46年に制定した「埼玉県民の日」を祝って年に一度、県庁舎を一般開放している同イベント。

 当日は、県庁探索スタンプラリー、ご当地グルメや農産物販売、ステージコンサートなどが行われ、多くの人でにぎわいを見せた。

 第三庁舎講堂では、リオオリンピックウエートリフティング種目女子48キロ級で銅メダルを獲得した三宅宏実選手(新座市出身)が「挑戦」をテーマにトークショーを行い、約300人の来場者が選手の思いや力強い言葉に耳を傾けていた。

 広場では、埼玉ご当地ヒーローズと県内自治体のマスコットキャラクター約40体が交代で登場、子どもたちの人気を集めていた。

 本庁舎の中庭では、体験ブースを並べ、畳技能士会が畳のコースター作りを教えたり、車いすに乗るバリアフリー体験では衛生研究所で顕微鏡をのぞいたりするなど、普段できない経験に参加した子どもたちが驚きを見せていた。埼玉県畳技能士会会長の石井朋昌さんは「畳は日本の文化。体験をきっかけに小さいころから畳になじんでほしい」と話した。

 本庁舎2階では、1時間に限り一般見学のため知事室を開放した。初めて知事室を訪れたという伊藤優真くん(9)は「広くてきれいでピカピカ。あの椅子に知事が座っているんだ」と笑顔を見せていた。

 スタンプラリーを終えた4年生の女子児童5人組は「広くて迷っていたら、仕事をしている人が廊下に出てきて優しく教えてくれた」と話していた。

 このほか、ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんの功績をたたえた展示室や、オリンピック・パラリンピックのPRブースにも多くの人が集まっていた。

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