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武蔵浦和で「市民記者講座」 さいたまの情報発信の担い手育成

記事を公表する埼玉新聞編集局長の吉田俊一さん

記事を公表する埼玉新聞編集局長の吉田俊一さん

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 武蔵浦和コミュニティセンター(さいたま市南区別所7)で7月15日・22日、「伝える技術を学ぶ、さいたま市民記者講座」が開催された。主催はNPO法人「埼玉情報センター」とさいたま市。講師は埼玉新聞編集局長の吉田俊一さん。

市民記者講座の様子

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 同講座は市とNPOの協働で行われており、さいたま市の地域の情報発信の担い手を育成することを目的に開催された。

 15日には吉田さんが「記事の書き方」や「わかりやすく伝えるコツ」などをレクチャー。さらには実践編としてさいたま市と協働で「安心電話」を進めている「助け合いNPOこのまちで暮らす会」への受講生による模擬取材が行われた。2日目の22日には初日の模擬取材元に受講生が書いた記事を吉田さんが講評。さらにはカメラの使い方などの講習が行われた。

 当日は20代の女性から退職後のシニア男性まで、幅広い層から10人が参加した。講座修了後、希望者は「市民記者」として、市内の市民活動や協働の情報発信に取り組む。

 講師の吉田さんは「地域のために役に立ちたいという受講者の思いを強く感じた。これからが楽しみ」と講座を終えての手応えを語った。

 岩槻区から参加した女性は「伝えるための文章を書くことの奥深さ、難しさを実感した。一方で日本語の持つ素晴らしさもあらためて分かったような気がする。宿題の講評や添削していく過程など実践的な内容で、とても分かりやすかった。写真の撮り方の講座も参考になった。デジカメやスマホでの撮影がとても身近になったとはいえ、ちょっとしたコツを知っているのと、知らないのとでは写真の出来栄えが違う。本当に勉強になった」と感想を語った。

 同講座は9月25日に岩槻区でも開催される。

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