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浦和でクッキーバザール浦和で「美術と街巡り」企画

浦和駅西口エリア11カ所でアート作品の展示企画「美術と街巡り・浦和」

浦和駅西口エリア11カ所でアート作品の展示企画「美術と街巡り・浦和」

作品を展示している田中宏美さん

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 JR浦和駅西口エリア各所で現在、アート作品の展示企画「美術と街巡り・浦和」が開催されている。

店内に飾られている作品

 美術館、カフェ、民家、商店など、浦和エリアの街並みの過去と現在を感じさせる11ヶ所にアーティストの作品を展示する同企画。アーティストの田中宏美さんは、浦和駅近くの裏門通りにある和菓子店「三代目満作」(さいたま市浦和区仲町2)に作品を飾っている。

 黄色いアクリル絵の具で描いた田中さんの作品は、一見抽象画のようにも見えるが、よく見ると中に山や自然の風景が見えてくる。田中さんは「作品づくりで、画面が何かを訴えてくるものであってほしくない。日常とは違う空間に連れて行ってくれる作品にしたい」と話す。

 「私は自然の何かを見ながら描くことが多いが、違う色を使うことで、見る人が想像できる範囲を残している」とも。黄色を多用した理由について、田中さんは「黄色と出会ってしまった。自然を描いているが、黄色は自然とは異質な色だと思う。さらに使い勝手も悪く、存在感があるようなないような不思議な色。そんな色を使うことに挑んでいる。大学院生時代に初個展を開いてから、もう15年近く黄色と格闘している」と話す。

 「私の絵には毒がない、と言われたことがある。それで悩んだこともあったが、いっそのことまったく毒のない絵にしようと思った。もっとも、見た人が暗くなるような作品は作りたくないし、メッセージをたくさん込めて、毎日強く語りかけてくるような作品が部屋の中にあったら疲れてしまう。見る人が暗くなるような作品は作りたくない。邪魔にならず、気持ちが落ち着くような作品を描きたい」と田中さん。

 埼玉県生まれで、小さいころから絵を描いているという田中さんは、祖父が学校で美術教師をしていたこともあり、絵を描くことに理解のある家庭だったという。美術系の高校、大学、大学院と進み、一時は子どもたちに絵を教えていたこともあったが、現在は美術と関係のない仕事をしながら余暇に作品制作を行っているという。田中さんは「目標は一生絵を描き続けること」と笑顔を見せる。

 展示は3月21日まで。

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